固定電話に録音機能を後付けする方法とは?後付けにおすすめの通話録音サービスも徹底紹介
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ビジネスにおいて電話応対の品質向上やトラブル防止のために、「通話の録音」はますます重要視されています。しかし、既存の固定電話に録音機能がない場合、「今からでも録音できるようにしたい」「できれば工事や機器の入れ替えは避けたい」とお考えの企業担当者様も多いのではないでしょうか。
本記事では、「固定電話に録音機能を後付けできるのか?」という疑問に答えつつ、実際に後付けする2つの方法と、それぞれの特徴・比較・導入時の注意点までを丁寧に解説します。さらに、配線工事不要・クラウド完結型のおすすめ録音サービスもご紹介。コールセンターや受付業務、インサイドセールスなど、録音ニーズのあるさまざまな業種での活用シーンも掲載しています。
通話の記録・共有・活用をスムーズに始めたい企業様に向けて、最適な手段を見つけていただける内容です。ぜひ最後までご覧ください。
目次
固定電話に通話録音装置を後付けする方法

結論から言うと、固定電話に録音機能を後付けすることは「可能」です。
現在お使いの電話機をそのまま活用しつつ、追加の機器やクラウドサービスを導入することで、通話内容の録音・保存・再生ができるようになります。特別な工事を必要としない方法もあるため、業務への影響を最小限に抑えて導入することができます。
実際に録音機能を後付けする方法は大きく分けて2つあります。
- ICレコーダーなどの通話録音専用の機器(ハードウェア)を設置する方法
- クラウド型の通話録音サービスを導入する方法
それぞれの方法には導入コストや運用のしやすさ、セキュリティ面での違いがあります。次のセクションでは、これら2つの方法について詳しくご紹介していきます。
固定電話に録音機能を後付けできる2つの方法と特徴
固定電話に録音機能を追加するには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
- 物理的な「通話録音装置(ハードウェア)」を取り付ける方法
- インターネット経由で通話録音を行う「クラウド型サービス」を導入する方法
それぞれの特徴は以下の通りです。
通話録音装置(ハードウェア)を取り付ける方法
録音装置とは、既存の電話機やビジネスフォンの受話器・回線部分に接続して通話内容を記録する専用機器のことです。USBメモリやSDカードなどに録音データを保存するタイプが一般的で、小規模事業者や店舗でも比較的手軽に導入できます。
主な特徴:
- 専用のレコーダー機器を接続
- 工事不要なものが多いが、電話機との相性確認や設置に手間がかかる
- データ保存はローカル(SDカードなど)
ただし、保存・管理の手間や、データ共有・検索性の面で課題がある場合もあります。
クラウド型の通話録音サービスを利用する方法
クラウド型の通話録音サービスは、通話内容をインターネット上に自動で保存し、PCやスマホから簡単に再生・検索・共有ができる仕組みです。電話回線にアダプターをかませるだけで利用できるものもあり、近年はセキュリティや文字起こしなどの機能も充実しています。
主な特徴:
- クラウド上に通話を自動保存
- 録音データの検索・再生・共有が容易
- 多拠点・テレワークにも対応しやすい
システムの導入や初期設定には多少の知識が必要ですが、業務効率化や情報資産の活用という面では非常に有効です。
通話録音装置とクラウド型通話録音サービスのメリット・デメリット

固定電話に録音機能を後付けする「通話録音装置(ハードウェア)」と「クラウド型通話録音サービス」は、それぞれに利点と注意点があります。導入目的や自社の体制に合わせて、どちらがより適しているかを判断することが大切です。
以下の比較表に、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
比較項目 | 通話録音装置(ハードウェア) | クラウド型通話録音サービス |
---|---|---|
導入のしやすさ | △ 電話機との相性確認や設置に手間がかかる | ○ 工事不要・最短数日で導入 |
録音の信頼性 | ◎ 常時ローカル保存 | ◎ クラウドへ自動保存+バックアップ |
保存容量 | △ SDカードや端末容量に依存 | ◎ 容量無制限または大容量プランも選択可能 |
データの検索性 | △ 手動操作/確認が手間 | ◎ キーワード検索・フィルタ可 |
複数拠点での運用 | △ 各拠点で個別管理が必要 | ◎ インターネット経由で一元管理 |
セキュリティ対策 | △ 紛失・盗難のリスクがあり | ◎ 暗号化・アクセス制御あり |
コスト感 | ○ 初期費用のみ(数千〜数万円) | ○月々のサブスク型が多い |
録音後の活用 | △ 音声を保存するだけ。分析・共有は手間がかかる | ◎ 文字起こし・要約・共有が可能で業務活用がスムーズ |
音質 | △ ノイズが入りやすい | ◎ デジタル録音でクリアな音声。聞き返しやすい |
ハードウェアは「とにかく通話録音だけできればOK」というケースに向いています。一方で、通話内容を社内で活用・共有したい、セキュリティにも配慮したいという場合は、クラウド型サービスのほうが適しているでしょう。さらに音質について、RecACEでは、「音声もクリアで操作性も良かった」とのお客様の声を頂いています。

固定電話への録音機能の後付けでクラウド型通話録音サービスを選ぶポイント
クラウド型の通話録音サービスには多くの選択肢がありますが、単に録音できるだけでなく「業務にどう役立つか」「安全に使えるか」という観点で比較・選定することが重要です。
ここでは、オフィスや店舗において特に確認すべきポイントを4つに絞ってご紹介します
セキュリティ対策
通話内容には、顧客情報や機密事項が含まれるケースも多く、情報漏洩のリスクはゼロではありません。クラウド録音サービスを選ぶ際は、以下のようなセキュリティ機能が備わっているかを確認しましょう。
- 録音データへのアクセス制御
- 堅牢な環境での保存が行われているか
- データの暗号化がされているか
これらの機能がしっかり整っていれば、クラウドでも安心して利用できます。
また、サービスによってセキュリティについてサポート窓口に相談できるかも確認しておくとよいでしょう。
通話録音の保存容量と保存期間
録音データをどれだけ保存できるか、どれくらいの期間保存されるかも比較すべきポイントです。業種によっては半年以上、あるいは数年分の履歴を保管する必要があるケースもあります。
録音の頻度や保存義務がある業種では、保存要件を満たしているかの確認が必須です。
なお、RecACEでは通話録音や文字起こしが1年間保存容量が無制限で対応できます。
詳しくはこちらもご覧ください。
操作性と検索機能
録音して終わりではなく、「誰がいつ何を話したのか」をすばやく確認・共有できることが実用性の鍵です。以下のような操作性や検索機能があると、日々の業務で大きな差が出ます。
- キーワード検索(話した内容の単語で検索可能)
- 話者・日付・通話番号によるフィルタリング
- UIが直感的で、ITに不慣れな社員でも使いやすい設計かどうか
特に通話量の多い部署では、「すぐに探せる」が業務効率を大きく左右します。
導入後のサポート体制
万が一のトラブル時や操作に困ったとき、すぐに対応してもらえるサポート体制があるかは安心材料になります。
- 電話/メールなどのサポート窓口
- 導入時のセットアップ支援やマニュアルの充実
通話録音機能は、使い方によってはトラブルが発生する可能性もあります。
そのため、万が一トラブルが発生した際に、迅速かつ適切なサポートを受けられるかどうかを確認することが重要です。
サポート体制は、サービス提供企業によって異なります。
専門のスタッフが担当することがほとんどですが、もしサポート体制を重視する場合には、保守運用の体制を確認するのがベターです。
RecACEでは、専用のサポート窓口が用意されております。通話録音のトラブルがあった時も安心してご利用いただけます。
【おすすめ】固定電話に工事不要で導入できる後付けの通話録音サービス

通話録音を導入したいけれど、「工事や機器設置が面倒そう」「導入に時間がかかるのでは?」という心配がある方には、クラウド型通話録音サービスRecACE(レックエース)がおすすめです。RecACEの特徴は、なんと言っても「工事不要」で、すぐに導入できる点。面倒な配線や設備の変更は一切必要なく、現在お使いの電話機をそのまま使いながら、通話内容を録音・管理できるのが大きな魅力です。
最近では、カスハラやクレーム対策の一環で固定電話に録音機能を後付けしたいというニーズが高まっています。詳しくはこちらもご覧ください。
RecACEのおすすめポイント
言った言わない対策
RecACEは、固定電話の自動通話録音機能により、「言った」「言わない」のトラブルや聞き漏らしを解決します。また、通話録音はスマートフォンやパソコンからいつでも確認でき、これによりビジネスフォンでの応対に関する問題を未然に防ぐことができます。
電話機そのままでOK(面倒な配線不要
既存の電話回線をそのまま利用できるので、新たに電話機を購入したり、配線を変更する手間は一切かかりません。
通話録音→文字起こし→要約・共有
録音した通話内容は、AIによる文字起こしを自動で行い、重要なポイントを要約して共有することができます。これにより、通話内容の確認や共有が非常にスムーズに行えるようになります。
多拠点対応/通話録音の長期保存
複数拠点やリモートワークの環境でも、中央で一括管理でき、録音データはクラウド上で長期保存できるため、情報漏洩のリスクを減らし、必要な時にいつでも取り出すことができます。
RecACEは、簡単に導入できるだけでなく、業務を効率化し、セキュリティもしっかりと管理できる点で、ビジネスの場での活用に最適です。
通話録音を手軽に、そして効率よく運用したい方には、RecACEの導入をぜひ検討してみてください。
クラウド型通話録音サービスのメリットと活用例
現在ご使用中の固定電話に通話録音サービスを後付けすることでどのようなメリットや活用例があるでしょうか。いくつかの業界別に通話録音サービスRecACEを活用した場合の効果やメリットを挙げてみます。
小売業界での活用例

小売業界では、顧客からの商品問い合わせやクレーム対応が頻繁に発生します。通話録音サービスを導入することで、次のようなメリットが得られます。
クレーム対応の質向上
RecACEの自動録音機能により、顧客からの苦情や問い合わせが正確に記録されます。さらに、文字起こし機能を利用して録音データをテキスト化することで、クレーム対応の迅速化が可能です。過去のやり取りを一元管理することで、特定の顧客との会話内容やクレームに対する適切な対応策を即座に確認できます。
トラブル防止
「言った言わない」などのトラブルを未然に防ぐため、録音データを保存しておくことで、対応の証拠として利用できます。RecACEは親機や子機などのビジネスフォンにも簡単に接続可能で、発着信の全てを確実に記録するため、顧客対応の精度が上がります。
リフォーム会社様話した内容が直接聞ける為、上長が正確な情報を把握できるようになった!サービス改善
顧客の声を分析し、商品やサービスの改善点を見つける手助けとなります。文字起こしデータを活用することで、具体的な改善点を効率的に抽出することが可能です。
飲食業界での活用例

飲食業界では、予約や注文に関するトラブルが起こりがちです。通話録音サービスを活用することで、以下のような効果が期待できます。
予約管理の精度向上
顧客の予約内容や注文が録音されるため、聞き逃しや確認ミスが減少します。RecACEの全通話自動録音やAI自動文字起こし要約により、予約内容も自動でアプリで一元管理され、正確な確認が可能です。
クレーム対応の強化
顧客の苦情を録音・文字起こしすることで、迅速に対応策を見つけやすくなり、顧客満足度の向上にも繋がります。また、録音した音声データを従業員教育に活用することで、電話応対スキルが向上し、顧客満足度を高めるためのスキル強化が可能です。
従業員教育
録音データを活用して、従業員の電話応対スキルを向上させることができます。文字起こしされた通話内容を教材として使用することで、具体的な対応事例を共有しやすくなります。
クリニックや病院での活用例

医療機関では、患者からの問い合わせや予約、診療内容の確認など、多岐にわたる電話応対が必要です。通話録音サービスを導入することで、以下のようなメリットがあります。
患者対応の向上
RecACEの録音データを活用して、過去のやり取りを簡単に確認できるため、迅速かつ的確な対応が可能です。特に、患者の症状や診療に関する重要な情報をボイスメモとして記録し、後で再生することで漏れのない診療が実現できます。
伝達ミスの防止
患者からの指示内容や要望を確実に記録するため、すべての通話を自動で録音できるサービスの導入が不可欠です。RecACEなら全通話自動録音やAI自動要約機能をアプリやメールで簡単に管理し、スタッフの間での情報共有がスムーズに行えます。
スタッフの教育
録音データを基に、スタッフの対応スキルを向上させるための研修材料として活用できます。具体的な事例を文字起こしデータで提供することで、教育効果が高まります。
IT業界での活用例

IT業界では、顧客サポートや技術サポートなど、専門的な問い合わせが頻繁に行われます。通話録音サービスの導入により、次のようなメリットが得られます。
サポート品質の向上
RecACEを使用することで、顧客の問い合わせ内容が確実に記録されます。録音された通話データをAIで文字起こしし、担当者が迅速に過去のサポート内容を検索することができ、問題解決のスピードが上がります。
トラブルシューティングの効率化
過去の問い合わせ内容を参照することで、類似の問題に対する対応が迅速になります。文字起こしデータを活用して、問題解決の手順を迅速に見つけることが可能です。
ナレッジベースの構築
過去のサポート対応をまとめ、FAQやトラブルシューティングの手順として共有できます。録音データや文字起こしデータを活用することで、情報を体系的に整理し、品質向上のためのナレッジベースを構築しやすくなります。
保険業界における通話録音の活用例

保険業界では、契約内容の説明やクレーム対応が非常に重要です。通話録音サービスを活用することで、以下のようなメリットが期待できます。
契約内容の確認
RecACEの自動通話録音とAI要約機能により、顧客との通話内容が記録され、後日トラブルが発生した際にも、録音データが確かな証拠となります。契約内容の詳細や条件の確認が確実に行えるため、顧客との信頼関係が強化されます。
クレーム対応の強化
保険に関するクレームは複雑で多岐にわたることが多いため、通話を録音することで、詳細な対応が可能になります。録音データを文字起こしすることで、対応策を迅速に見つけることができます。
コンプライアンスの遵守
保険業界ではコンプライアンス遵守が不可欠です。RecACEの録音データは、顧客との対応履歴を透明かつ正確に記録し、法規制に基づいた記録管理を実現します。録音データはAWS上のクラウドに安全に保管され、メール機能との連携も可能です。
従業員教育
録音データを使用して、新人社員のトレーニングやスキル向上に役立てることができます。具体的な対応例を学ぶことで、顧客サービスの質を向上させることができます。文字起こしデータを教材として活用することで、効果的なトレーニングが可能になります
コールセンターでの活用例

コールセンターでは、顧客との通話を効果的に記録し、分析することが求められています。特に、顧客対応の質を向上させるために、通話録音は重要な役割を果たします。
クレーム対策
録音機能を使えば、顧客からのクレームを詳細に記録することができます。この情報を基に、その原因を分析し、迅速に対応策を講じることが可能です。RecACEでは、通話内容を簡単に検索・抽出できるため、問題解決のためのデータを迅速に利用できる利点があります。
トレーニングの効率化
録音された通話や通話文字起こしで新入社員のトレーニングに活用することで、リアルな顧客対応の事例を学ぶことができます。
コールセンター様新人が入社した際に成功事例等のログを聞かせることにより、新人育成の効率が上がった!コンプライアンスの遵守
法律や規制に基づく通話記録が求められる場合、録音機能はコンプライアンスの維持に重要です。RecACEでは、通話内容のセキュリティも考慮されており、安心してデータを保存できます。
顧客満足度の向上
録音データを基に顧客のフィードバックを分析することで、製品やサービスの改善点を見つけ出し、顧客満足度を向上させる施策を打つことが可能です。RecACEのAI自動文字起こしされたテキストデータを活用すれば、顧客のニーズをより正確に把握できます。
これらの業界ごとの活用例を通して、RecACEでは、企業のニーズに応じた柔軟な対応を提供します。録音機能だけでなく、文字起こしや要約機能を活用し、企業の効率化や業務改善、顧客満足度の向上に役立ちます。
まとめ:固定電話に録音機能を後付けしたいならクラウド型がおすすめ

固定電話に通話録音機能を後付けする方法として、「ハードウェア機器の設置」と「クラウド型サービス」の2つがありますが、導入の手軽さや運用のしやすさを重視するなら、クラウド型サービスが最適です。
特に、面倒な配線や工事が不要で、今使っている電話機のまま録音できるサービスであれば、業務への影響も最小限。さらに、録音データの文字起こしや要約、セキュリティ対策、長期保存といった機能がそろっていれば、対応品質の向上や業務効率化にもつながります。
おすすめの「RecACE(レックエース)」なら、導入もスムーズで、複数拠点での利用にも対応。あらゆる業種での導入実績があり、現場のニーズに即した機能を備えています。
固定電話に録音機能を加えたいと考えている方は、まずはクラウド型から検討してみるのがおすすめです。
手間なく、安全に、そして効率的に録音を活用できる環境を整えましょう。
通話録音に関するご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。